magicavoxelを日本語で使ってみよう

この記事ではmagicavoxelを日本語設定で使う方法を紹介します
他のアプリケーションとは違い,言語設定を日本語に切り替えるだけで
日本語設定になるわけではないので簡単ではありません
しかし辞書を引きながら操作を覚えていくのが苦手な方は,日本語化作業を行っておくのも一考です

magicavoxelを日本語で使用するためには以下の3つのステップを踏む必要があります

  1. magicavoxelの日本語化に必要なファイルをダウンロードする
  2. configフォルダ内の「dict.txt」と「locale.txt」を置き換える
  3. 「NotoSansJP-Bold.otf」をfontフォルダに移動する

日本語化に必要なファイルをダウンロードする

日本語化に必要なファイルは3つあります

1つ目は「NotoSansJP-Bold.otf」というひらがな,カタカナ,漢字といった文字を正しく表示するためのフォントです
2つ目は「dict.txt」という英語と日本語の用語の対応関係を示しているファイルです
3つ目は「locale.txt」という言語設定に必要なファイルを指定しているファイルです

これら3つのファイルをダウンロードするには,他言語やサンプルボクセルも含めてまとめてダウンロードする方法と,3つのファイルを個別にダウンロードする方法があります
前者の方が本来必要なファイルの何倍もの容量のファイル(約140MB)をダウンロードしてしまうものの,
後者より少し簡単だと思います

magicavoxel配布サイトにアクセスする

どちらの方法をとるにせよまずはmagicavoxel配布サイトアクセスします
https://ephtracy.github.io/

次に配布サイト右上側にある「Language」ボタンを選びます

他言語化に必要なファイルも含めてまとめてダウンロードする

codeを選択する

Githubページ左上の「Code」ボタンを選択します

codeメニューからまとめてダウンロードできる

Codeページに移動したらページ右上の緑色の「code」メニューを開き,
「Download ZIP」を右クリック
して「名前を付けてリンク先を保存」を選びファイルをダウンロードします
※140MB以上あります

ダウンロードが完了したらzipフォルダを解凍します
Windowsでは「右クリック」→「すべて展開」でzipファイルを解凍できます

3つのファイルを個別にダウンロードする

初期言語のEnglish設定ファイルもある

まずは様々な言語の中から「japanese」を選びましょう

3つのファイルを個別にダウンロードする

Japaneseフォルダ内に日本語化に必要なファイルがあるのですがここで注意したいことがあります
「font」フォルダ内に「NotoSansJP-Bold.otf」があるのですが,
普通に右クリックして名前を付けて保存するとotfファイルが
破損した状態でダウンロードされてしまいます
この状態でファイルを移動させるとmagicavoxelが文字化けした状態で起動してしまいます

面倒ではありますが画像にもありますように「NotoSansJP-Bold.otf」は別サイトでダウンロードします
この記事では「Google Fonts」から入手する方法をご紹介します

まずGoogle Fonts(https://fonts.google.com/)にアクセスします

Noto Sans Japaneseをダウンロードする(1)
記事を書いた時点ではトップページの上の方にあった

Google Fontsのトップページから「Noto Sans Japanese」と書かれているブロックをクリックします
トップページにない場合は,左上の検索バーにNoto Sans Japaneseと打ち込んで候補を絞ってください

Noto Sans Japaneseをダウンロードする(2)

Noto Sans Japaneseのフォントページに移動したら
右上の「Download family」ボタンをクリックします

ダウンロードが完了したらzipフォルダを解凍します
Windowsでは「右クリック」→「すべて展開」でzipファイルを解凍できます

解凍されたフォルダ内には色々な太さのフォントが用意されていますが,
「NotoSansJP-Bold.otf」を使用します

dict.txtをダウンロードする
長いので素直にダウンロードしよう

「NotoSansJP-Bold.otf」が入手出来たら開発元のgithubに戻り,「dict.txt」の中身を見ていきます

「dict.txt」ヘッダー右側にある「Raw」ボタンを右クリックして「名前を付けてリンク先を保存」を選択します
保存された「dict.txt」の中身がこのページの内容と同じであればダウンロード成功です

短いのでソースのコピペもアリではある

「locale.txt」も「dict.txt」の入手と同じ方法で入手することができます

3つのファイルを無事に入手出来たら次のステップに進みます

日本語化に必要なファイルを適切な場所に入れる

magicavoxelの日本語化に必要な「NotoSansJP-Bold.otf」,「dict.txt」,「locale.txt」の
3つのダウンロードや解凍が完了したら,ファイルを「configフォルダ」内に移動させます

magicavoxel.exeがインストールされているフォルダ

「config」フォルダはmagicavoxel.exeが存在するフォルダにあります

configフォルダ内の「dict.txt」と「locale.txt」を置き換える

dict.txtとlocale.txtを置き換える

「config」フォルダ内に「dict.txt」「locale.txt」は既にあるのでファイルを上書きします
ダウンロードしたファイルを見失って再ダウンロードするミスをしてしまうのが不安な人は,
ファイル移動ではなくコピー&ペーストを使いましょう

「NotoSansJP-Bold.otf」をfontフォルダに移動する

fontフォルダ内にNotoSansJP-Bold.otfを移動させる

次に「config」」フォルダからさらに「font」フォルダに進み,
「NotoSansJP-Bold.otf」を入れます

ボタンやメニューが文字化けせず,日本語で表示されたら成功です
お疲れさまでした

おわりに

この記事では他のアプリケーションをインストールせずにmagicavoxelを日本語にする方法を紹介しました
普段はインストール時に言語を指定するアプリケーションや
設定から変えるアプリケーションが多いので面倒といえば面倒です
とはいえ,一度変えてしまえばいいのでよく使う人は日本語設定にするのもいいのではないでしょうか

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