名前からアイロン台の上でアイロンを掛けるものだと思いがちですが、実はそうではありません
アイロンビーズファンの間では経験則として知られていることですが、なぜそうなのか改めて調べてみました
アイロンにおけるアイロン台の役割

布地は熱と水蒸気で形を整えることが出来ます
その中でもアイロンは布のシワを伸ばしたり、裁縫で縫い代を安定させたり、服の仕上げにシルエットを整えたりするときに日常的に用いられてるでしょう
当たり前のことを言っていますが、日常生活などでアイロンを使用する場合は布を思い通りの状態にするために使用しているわけです
アイロンで熱と水蒸気を当てられた布地がぴったり思い通りの形になったら、当然そのままの状態を維持したいですよね
そのためには 布地が持つ熱と水蒸気を布地の外に素早く追い出す必要があります
布地は熱のみでは変形しづらいので、特に水蒸気を素早く逃さなければいけません
素早く布地がもつ水蒸気を吸収し、布地から水蒸気を逃す道具こそアイロン台というわけです
業務用のアイロン台の中には水蒸気を素早く吸収するバキューム式のものが販売されているくらいです
逆にアイロンビーズにおいてはアイロンビーズそのものは熱のみで溶けます
水蒸気が必要ないためアイロンのモードはドライ、そして水蒸気を吸収するためのアイロン台は必ずしも必要とはいえないのです
アイロンビーズではアイロン台のここが裏目に出てしまう
さきほどアイロン台は布地やアイロン本体の水蒸気を外に逃がすために使用されると説明しました
ところでアイロン台の本体部分は触ると柔らかくて水蒸気を多く含ませることができるものスポンジやフェルトが使用されていることが多いです
どちらも柔らかく、衝撃を吸収するためアイロンビーズの際ではプレートの位置によってアイロンのかけやすさが変わったり、プレートが凹んだりします
力任せにやると思わぬ失敗に原因にもなりかねません
- アイロンは水蒸気を使わないのでわざわざアイロン台でアイロンを掛ける必要がない
- アイロン台の柔らかさからアイロンビーズの作業効率が悪い
ということでアイロンビーズでアイロン台を使うのは好ましくないと言えるのではないでしょうか
ではアイロンビーズに適した作業台は?

アイロンビーズに適した作業台それは木の机です
合板の安い家具で全然OKですよ
アイロンビーズにかけた熱が逃げにくく、アイロン時の形も安定しているので通常の作業ではこれで十分だと思います
必要に応じて大きめの木の板を使っていきましょう